日本において最長の職人歴を誇るベテラン、ナポリ出身のペッペ(名字はいまだ不明)は12歳から修行を始めた、真のピッツァ職人だ。2006年から東京に拠点を移し、新宿のスペッカ ナポリ、駒沢大学のラ ビコッカを経て、2011年の暮れに神谷町に自身の店を開いた。
数人座ればあっという間に満席になるほど小さい店内で、その壁はイタリアのサッカークラブ、SSCナポリのユニフォームで埋め尽くされている。3種類のピッツァまたはパスタから選べる平日のランチは、スープと紅茶またはコーヒーが付いて1,800円。たっぷりとオリーブオイルがかかった「マルゲリータ」は、食べ応えのある生地と絶妙な塩加減で、トッピングまで残さず平らげてしまうこと間違いなしだ。