カレー激戦区の神保町でも強い人気を誇るスープカレー専門店。漢字1文字で鴻(オードリー)と読む。
豚骨ベースの「黒」と、国産鶏の手羽肉をベースにした「赤」の2種類からベースのスープをまず選ぶ。そしてメイン具材(チキン、国産牛100パーセントの手作りハンバーグ、ロースカツ、豚しゃぶなどから1品選ぶ)と辛さ度合いを、自分で決めるシステムだ。
黒はこってり濃厚、赤はさっぱり、という区分けだが、どちらも非常に味わい深く、爽やかで奥深い辛さが食べるたびに後を引く。メイン具材にどれを選んでも、一緒にニンジン、ピーマン、ブロッコリーなどゴロゴロと大ぶりの野菜がたっぷり入っており、食べ応え抜群だ。
会社員が多い神保町で昼時はもちろん混み合うが、11時30分までに到着すれば、並ばず1巡目に入れるだろう。ジャンル違いのカレーで同じく人気のエチオピアが真隣にあり、ピークタイムはそれぞれのカレー店から行列が延びているのも神保町らしい風景だ。
テキスト:浅野 陽子(フードライター)