2018年8月にオープンした、海の上にある寿司レストラン「スシップ(Suship)」。
日本人になじみ深い屋台船と異なり、船は東京湾にずっと停泊しているため、客は予約時間の前に勝どき橋の船着場に集合し、別の船(シャトル船)で店まで連れて行ってもらうシステムだ。ライフジャケットを着込み、夜の東京湾を高速船で周回するのは、大人でもドキドキする。
スシップで食べられる料理は10,800円の『おまかせ』(寿司10カン含む12品のコース)1種類のみ。 北海道出身で、自身の祖父と父が寿司職人だったというオーナーが厳選する、鮮度抜群の北海道食材を使用している。「船の上でも日本発祥のおいしい料理を」という強いこだわりのもと、客席専用の船と連結させた厨房船も海の上に浮かべ、作りたて、寿司も握りたてを提供し、味は本格的だ。
非日常的な空間で寿司や料理を堪能し、再び東京湾をめぐって帰ってくると、短時間ながら小旅行をしたかのような気分になる。シャトル船は毎日夕方5時から出航し、最終船は朝2時半出発の便まで利用できる。大切な人との時間や、人生のとっておきのシーンにもぜひ利用したい。電話またはウェブで予約を。