歴史の深さとは裏腹に、しゃれたモダンな内装の茶室。1888年頃から続く静岡の有名な茶農園、カネ十農園が経営している。カネ十農園で採れた茶葉だけを使った茶と、ブレンド緑茶がこの茶室の代名詞ではあるが、カネ十農園 表参道では新しく独創的な煎茶も提供。
畳が敷かれたカウンターに席を取り、『煎茶ラテ』(750円)を注文。よくある抹茶ラテに一工夫して、カネ十農園版では深い緑色が出るよう新鮮にたてられた煎茶の粉末を使用し、さらにふわふわのクリームチーズとホイップクリームをトッピングしてあり、野性味芳しい苦味を優しい甘味で整えてある。そのほか、春には桜をテーマにしたものや、秋にはイチジク風味のものなど、季節限定の茶を提供している。
好みのフレーバー緑茶を自分で作ることもできる。煎茶や低カフェイン茶など、ベースになる茶葉をまずは気軽に選んで、山椒や唐辛子をはじめとした20種類のハーブや種、花びらから3種を加える。 そしてもう少し刺激の強いものが飲みたければ、元バーテンダーの店長が煎茶ジントニックなどの緑茶カクテルを作ってくれる。