※2014年10月20日営業再開
江戸時代から続く老舗そば屋の代表格。2013年2月に火災で店舗が消失し一時営業を中止していたが、2014年10月20日(月)に営業を再開した。鉄筋2階建てへと全面リニューアルを行ったが、昔の面影が残る落ち着いた老舗の風格を備えている。3部屋をつないで使えば20人規模での宴会も可能な2階席には、焼け残った旧店舗の看板が厳かに飾られている。若者の一人客でも入りやすいカウンター席が新設されるなど、時代の流れに合わせつつも、伝統の味はそのままだ。
『せいろうそば』や『釜揚げうどん』のほか、季節で変わる旬のメニューも見逃せない。冬だけに提供される、貝柱をあられに見立てた『あられそば』は、江戸の風情を感じるには最適だろう。食事時は非常に混雑するので、狙い目は昼過ぎから夕方にかけて。『やきのり』や『刺身湯葉』、鴨南蛮から蕎麦を抜いた『鴨抜き』など、そば屋らしい酒菜もそろうので、本物の江戸っ子らしく粋に昼酒を楽しみたい。小上がりの座敷席で庭を眺めながらくつろぐのもいいだろう。
関連記事
『東京、チープイート』