1831年に創業した百貨店「髙島屋」。その創業以来の資料を収集、保存して、髙島屋の歴史と文化を紹介する企業史料館が「髙島屋史料館」だ。美術品や百貨店資料、創業家文書など、多種多彩なジャンルにわたる約5万点の資料を収蔵している。
呉服店時代の髙島屋の画室に勤務していたこともある竹内栖鳳による日本画「アレ夕立に」や、髙島屋を主要作品の発表の場とした河井寬次郎による陶器「鳥鉢」など、貴重なコレクションを取り揃える。「アーカイブス展示室」では、「髙島屋のあゆみ」「美・アート」「暮らし」「まちづくり」「未来へ」という主に5つのコーナーで、近代日本の発展とともに歩んできた百貨店の歴史と役割を紹介し、随時展示替えも行う。
そのほか、定期的に企画展やイベントなども実施。髙島屋史料館がある、アールデコ調の装飾デザインが取り入れられた国の重要文化財に指定されている「髙島屋東別館」の内装にも注目しよう。
なお、最新の開館日・開館時間については公式ウェブサイトを確認してほしい。