渋谷区立松濤美術館

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タイムアウトレビュー

神泉駅から少し歩いた閑静な住宅街に、ひっそりと建っている渋谷区立の美術館。絵画をはじめ、彫刻、工芸など幅広い分野の特別展を入れ替わり制で定期開催している。

建物中央に位置する噴水を取り囲むように展示室が円形になっている独特な建築意匠に、つかの間の非日常感を味わうことができる。また、渋谷区に関連する展覧会や公募展、講演会や美術教室などさまざまな催しも行う。

展示替期間は休館になるので、公式ウェブサイトをチェックしよう。

詳細

住所
東京都渋谷区松濤2-14-14
Tokyo
アクセス
京王井の頭線『神泉』駅(西口)徒歩5分
営業時間
10時00分〜18時00分、金曜は20時まで(入館は閉館の30分前まで)/土・日曜・祝日は日時指定予約制/休館日は月曜(祝日の場合は翌日)・祝日の翌日(土・日曜の場合は開館)

開催中

須田悦弘

「渋谷区立松濤美術館」で、須田悦弘の個展が開催。初期作品やドローイングをはじめ、新作も公開する。 須田は独学で木彫の技術を磨き、ホオ(朴)の木でさまざまな植物の彫刻を制作してきた。今回、「哲学の建築家」とも評される白井晟一(1905〜1983年)による同館の建物に、須田が植物を配する。曲線を多用したユニークな空間にひっそりと置かれた作品を発見した時には、周りの景色が違って感じられるだろう。 また、近年取り組んでいる、古美術品の欠損部分を木彫で補う「補作」作品4点も紹介。須田の最初の補作作品は、現代美術作家・杉本博司に依頼されて補った鎌倉時代の神鹿像であった。研究を重ねた上で補われた作品は、一見、どこを補作したのか分からないものもあり、須田の驚異的な観察力と技を堪能できる。 なお、2024年12月15日(日)には、須田による公開制作も予定している。ぜひ、足を運んでほしい。 ※10~18時(金曜は20時まで)/入館は閉館の30分前まで/休館日は月曜(祝日の場合は翌日)、年末年始/料金は1,000円、大学生800円、60歳以上・高校生500円、小・中学生100円(土・日曜・祝日は無料) 、毎週金曜は渋谷区民無料、障害者と付添1人無料  
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