

海と記号
「ポーラ ミュージアム アネックス」で、平面・彫刻・映像・インスタレーション・パフォーマンスなどさまざまな制作活動を展開する鈴木ヒラクの展覧会「海と記号」が開催。「描く」と「書く」の間をテーマに、新作16点の大型連作を展示する。
本展の中心となるのは、深海や宇宙を想起させる瞑想(めいそう)的な青の背景に、シルバーで描かれた連作『海と記号』。大型キャンバスが円環状に配置され、水中を漂う発光プランクトン、または細胞分裂や超新星などを想起させる記号群が脈動する。
また、考古学的遺物の写真をシルバーで塗り消し、架空の記憶を描き出す『Casting (Ocean)』や、新作映像インスタレーションも展示。ドローイングの概念を拡張し、空間や時間に潜在する線を探求する鈴木の世界へ、足を踏み入れてほしい。
※11〜19時(入館は閉館の30分前まで)/入場は無料