六本木二丁目交差点から一本入った通りにある神社。祭神は倉稲魂命(うかのみたまのみこと)。港七福神の巡拝所にもなっており、布袋尊も祀られている。短い参道を通り抜け、鳥居をくぐった右手に石灯籠と手水舎、その奥に本殿がある。境内の反対側には小さな公園があり、のんびりとした空気が流れている。勧請年月は不詳だが、もとは千代田村紅葉(現・皇居内)に鎮座しており、1457年の太田道潅の江戸築城に際して溜池に遷座、道灌が名工久国作の刀を寄進したことから久国稲荷と称するようになったとされる。現地への遷座は1741年、1927年には社号を久国神社と改めた。試してほしいのは、1回10円のおみくじ。小さい神社ながらバイリンガル表記というのが、六本木ならではで面白い。勝海舟の筆によるという、正面拝殿の額も忘れずに見ておきたい。

久國神社
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