50年以上に渡って戸越で親しまれてきた銭湯「中の湯」を前身に、2007年にリニューアルした「戸越銀座温泉」。「美人の湯」として知られる黒湯をはじめ、露天風呂やスーパージェットバス、サウナ(800円、入浴料込み)などを完備。世代を超えた人々が集まり、懐かしくも新しい銭湯の楽しさを提供する。
日替わりで男湯と女湯が入れ替わるこちらの銭湯には、雰囲気のまったく異なる2種類の富士山が描かれている。「月の湯」は、絵師の中島盛夫によるスタンダードな富士のペンキ絵。対して「陽の湯」は、若手グラフィティーアートユニットによる富士と七福神だ。伝統的な銭湯富士とは趣を異にする斬新な光景に思わず見入ってしまう。
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