下町の老舗銭湯である「御谷湯」は、2015年に改装。徹底的なバリアフリー対応や檜造りへのこだわり、半露天風呂の増設など、利用者にとってより快適で満足感のある場所へと変貌した。
介護が必要な人とその家族が広い浴室を貸し切って入浴を楽しめる「福祉型家族風呂」をはじめ、一般用の浴場も段差が排除され、湯船の高さも低くなっているなど、障がい者やお年寄りのための細やかな配慮が施されている。天然の黒湯温泉は低温から高温まで選べ、さらに心臓に負担をかけずに入浴できる「不感温温泉」などもある。
関連記事
『デザインで銭湯に新たな命を吹き込む』