1924年(大正14年)創業の山利喜に足を踏み入れると、何時間も煮た牛の煮込みの濃厚な香りがすぐに漂ってくる。この『煮込み』が名物である下町の老舗居酒屋では、全3階の各階(と階段)まで山利喜ならではの香りが続く。
こだわりの看板メニューのほかに、しょうゆか塩で味わう『やきとん』、刺し身、豆腐、漬物といった典型的な居酒屋メニューもある。 唐辛子を漬けた液体が入った大きな瓶が各席においてあるが、これは料理にアクセントをつけるために自由にかけて使用するもの。よく味わうと、ウオッカベースであることに気がつくだろう。このオリジナル調味料はなかなかパンチがあるので要注意だ。支払いは現金のみ。