2020年「虎ノ門ヒルズ」にオープンした、カカオとボタニカルをテーマにしたバー。全国から届く質の高い植物や花、木、果物に上質なカカオを合わせたカクテルが楽しめる。
同店を手がけるのは、ミクソロジストの第一人者である南雲主于三(なぐも・しゅうぞう)。彼が同店のために考案した、カカオポッド(カカオの実)を使ったカクテル「カカオフルーツフィズ」は、ウォッカをベースに、カカオの果肉を主役にした一杯だ。
そして、カクテルのみならず、スイーツが味わえるのも魅力。1日10食限定の季節のパフェのほか、カカオスピリッツを製造する際に余るカカオニブをパティシエがチョコレートに使用し、店舗で販売している。
なお、店名の「Memento mori(メメント・モリ)」は、ラテン語で「死を忘れるな」という意味。自然から摘み取った素材を使い切り大地の恵みを無駄なくいかす事を掲げ、SDGs的な意味合いも込めて、ごみを減らしていくという新しいバーの在り方と提案性が込められている。