伊勢市駅から歩いて3分のところにあるバー。2009年からこの場所で店をスタートする前にも、伊勢市内の別の場所で23年間「レシピ」としてバーを営んでおり、伊勢で一番の歴史を持つバーとしても知られている。
ここで味わうべきは、外宮や内宮をイメージしたオリジナルのカクテル。特に、マスターの奥田哲夫が幼い頃からよく訪れていたという外宮をイメージした「みずし」は、早朝の神宮の森で体験した香りを表現した一杯。八兵衛という酒屋の「からくち 本醸造酒」と薬草系リキュールの「シャルトリューズ」、そしてライムで構成されており、爽やかな口当たりが印象的だ。
古民家を活用した店内は、リノベーションをしつつも、古民家特有の風合いがしっかりと残されていて最高にクール。ふすま絵は、同バーに通う常連客だったという縁で、伊勢在住の画家、中村仁志が手がけた。いつもは油絵を専門としている中村が特別に描いた水墨画。ぜひじっくりと眺めてみてほしい。
昼間はランチ営業も行っているので、アルコールが苦手な人は、昼間にこの空間を堪能するのもいいだろう。