[title]
動画配信サービス『Netflix(ネットフリックス)』が、4月27日(金)よりオリジナルドラマシリーズ『孫悟空の遊勇伝』の配信をスタートさせた。伝説的な子ども向けテレビシリーズ『西遊記』(堺正章が孫悟空を演じ、1978〜1979年にわたって放送された)を見たことがある人は、大好きだったはずだ。もし好きでなかったとしても、風変わりな孫悟空を知るのは今からでも遅くない。ここで1978年に放送された、堺正章版を再確認しよう。
1. テーマソング
1978年に放送された『西遊記』のテーマ曲は、日本のバンド、ゴダイゴが演奏した。この軽快なテーマ曲は、今でもほとんどの人が番組のタイトルを『モンキーマジック』だったと誤解している理由である。親しみやすさのレベルを正確に表していると言える。
2. 子ども向けブルース・リーだった
『燃えよドラゴン』には若すぎた? 孫悟空は、子どもの格闘技入門テレビ番組だった。ドラマは、毎回ハイキックの闘いで終わっていた。当時、学校の校庭は少林寺拳法の訓練所に変身した。
3. 悪い手本がいた
品行方正なテレビの世界では、ヒーローの猿(堺正章)は笑えるほどわがままで、自己中心的である。たとえば最初のエピソードでは、仏に尿をかけたため、天国を追い出されてしまうのだ。
4. 猪八戒
孫悟空の友だちには、陰気臭いかっぱと愛されキャラで食いしん坊な豚の悪魔、猪八戒がいた。くだらないうえに、武器は熊手だった。それでもみんな大好きだった。
5. 本当に変わっていた
孫悟空はペットの雲に乗り、指に息を吹きかけることで猿の戦士たちを召喚できる。男のはずの三蔵法師を、明確な理由もなしに、女性(夏目雅子)が演じていた。このことについて何か問題があっただろうか?それもない。
6. 奧深くもあった
エピソードは毎回、「みんなの思いで世界を作る」という言い回しで始まり、孫悟空は仏の教えに夢中であった。知らないけど。もしかしたら少しは身に染みたのかも。いや、それはないだろう。
7. そのレガシー
ネットフリックスの新番組は、16世紀の中国の小説『西遊記』からインスパイアされた最新の解釈である。本作に関するアニメシリーズやビデオゲームなども作られており、ゴリラズのデーモン・アルバーンとジェイミー・ヒューレットによるオペラまであった。魔法が消えることはないのだ。