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いよいよ、Go To トラベルキャンペーンに東京が追加される。夏休みだけでなく半年以上も旅行を我慢していた人にとって朗報だが、残念ながら9月のシルバーウィーク前の解禁にはならなかった。もし、東京がキャンペーンに追加される10月まで待てないという人は、JR東日本が発行する『週末パス』を利用してみよう。
『週末パス』は週末の連続する二日間に限り、8,800円(子どもは2,600円)で、関東、甲信越、南東北のJR線と14の私鉄線が乗り放題になるきっぷのこと。長距離の移動に加えて、より多くの地を巡るのには適した内容となる。遠くへ行けば行くほど得になり、例えば東京から福島、長岡間など、片道241キロ以上を往復すれば元が取れる計算だ。
特急料金を払えば、新幹線の乗車も付け足すことができる(東京と京都、新大阪を結ぶ東海道新幹線は対象外)。とはいえフリーエリアの中には通常は割高な地方私鉄も含まれているので、電車を乗り変えながら多くの観光地や温泉地を回りたい人はリーズナブルな旅行を満喫できるだろう。週末パスの対象となる路線は、JR東日本の公式サイトから確認しよう。
なお、JR線以外でフリーエリアに含まれる私鉄のリストは以下の通り。
福島県:阿武隈急行、福島交通、会津鉄道(西若松〜会津田島間)
茨城県:ひたちなか海浜鉄道、鹿島臨海鉄道
長野県:アルピコ交通線(松本電鉄線)、長野電鉄、しなの鉄道、上田電鉄
新潟:北越急行、えちごトキめき鉄道(妙高高原〜直江津間)
静岡:伊豆急行の普通列車(快速含む)
宮城:阿武隈急行
山形:山形鉄道
山梨:富士急行
上記以外にもなかなか乗る機会が少ない観光列車の一部が含まれていたり、指定の駅でレンタカーの割引を受けられる特典もある。週末パスは出発日の1カ月前から前日まで購入が可能だ。
指定席券売機、みどりの窓口、びゅうプラザなどで購入ができ、プロモーション期間は2021年3月28日(金)まで。12月28日(月)から1月6日(水)までの年末年始は利用不可能だが、シルバーウィーク中の利用はできる。すでにJR東日本は、一部新幹線の乗車賃が半額になる『お先にトクだ値スペシャル』キャンペーンも開始している。
紅葉やグルメが楽しめるこれからの季節は、割引を使って週末の弾丸旅行に出かけてみるのもいいだろう。
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