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JAL国内線が無料に、外国人旅行客対象のキャンペーンを実施

Hisato Hayashi
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Hisato Hayashi
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東京オリンピックの開催に向けて国内のインバウンド施策が盛り上がりを見せる中、日本航空株式会社(以下JAL)をはじめとする国内企業が、非常にユニークなキャンペーンを打ち出した。

 JAL、株式会社野村総合研究所、NRIデジタル株式会社は2019年12月26日、共同リリースとしてキャンペーン「Win a Trip with JAL」を発表。訪日外国人を対象に、国内線往復航空券を席数限定で無償化するという。 

行き先がどこになるかはお楽しみ

今回のキャンペーン「Win a Trip with JAL」で活用されるのは、最終的な行き先をJALが決定する「どこかにマイル」というJAL会員限定のマイル特典サービス。利用者には申し込み時に4つの行き先候補が提示され、申し込み後、3日以内にいずれかの行き先決定の知らせが届く。日本各地に眠る美しい景色や文化に出会えるという偶然性を楽しめる人にはもってこいのサービスだ。なお、通常時でも往復航空券を半分以下のコストで入手できることから、旅行好きには好評のサービスとなっている。

「Win a Trip with JAL」は、まさしく「隠れた日本文化」を訪日外国人に紹介するという趣旨のもと生まれたキャンペーン。対象者である訪日外国人は「どこかにマイル」申し込み後、提示された行き先への往復航空券を無料で手に入れることができる。ミステリーツアーのように出発前から得られるワクワク感、かつ日本の大手航空会社が選ぶという信頼感があるからこそ、「日本の意外な一面を知りたい」という観光客にとって魅力的な企画であるに違いない。

オリパラの時期、観光客は日本の隅々にまで

なお、キャンペーンの開始日は2月下旬を予定している。フライトは東京・羽田空港か、大阪・伊丹空港、関西国際空港のいずれか。搭乗対象期間は2020年7月1日出発分から、復路は2020年9月30日帰着分までとなっている。利用可能人数最大5万名を予定しており、一回で最大4名分を申し込みできるという。

東京オリンピック・パラリンピックの期間に合わせ、東京のみならず、大阪や京都などの主要都市は訪日外国人観光客であふれることが予想される。その中で今回のような「航空往復券無償」のキャンペーンは、観光客が日本の主要都市以外へと足を運び、日本の新たな魅力を知るきっかけとなるだろう。観光客がまだ見ぬ日本の美しさを発見することで、新たな観光地が生まれることを期待したい。

テキスト:高木望

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