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数週間前から、EU諸国の大半で域内への旅行は可能だったが、2020年7月1日からは、域外からの旅行も認められることになった。ただし、渡航者の受け入れ対象国は現状で「安全」とみなされた、日本を含む14カ国のみとなる。
日本のほかには、韓国、オーストラリア、カナダなどが、この「安全国リスト」に入っているが、アメリカは除外。 中国政府との間で相互協定が結ばれれば、中国をリストに加える可能性もある。
今回の発表は、EU内で数週間にわたって行われていた、観光経済の再開ため世界からの旅行者受け入れるか、それともより慎重なアプローチを取るかについての協議を受けてのもの。BBCによると、協議の中で、ドイツとスペインは安全策を取るために、対象国を感染率の低い国に絞ることを主張したが、ギリシャとポルトガルはリストにできるだけ多くの国が入ることを希望。一方、フランスは相互主義を基本とし、すでにEUからの旅行を許可している国からの旅行者のみを受け入れることを求めたようだ。
これらの交渉の結果、現状で「安全」とみなされたのは、以下の14カ国。渡航者の受け入れ開始時期などは、各国により異なるため、渡航先の最新情報を確認する必要がある。
アルジェリア、オーストラリア、カナダ、ジョージア、日本、モンテネグロ、モロッコ、ニュージーランド、ルワンダ、セルビア、韓国、タイ、チュニジア、ウルグアイ
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