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香港で反差別を支援するアプリがリリース

同性愛者権利の擁護者であるジジ・チャオが設立した慈善団体がサポート

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Time Out Hong Kong
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香港中文大学の香港亜太研究所が発表した最近の調査によると、香港人はこれまでで最もストレスを抱えているようだ。地元のさまざまな研究でも、最近の性的指向に対する差別の増加が香港における不安の根本的な原因の一つだという指摘がある。

この状況に打破するため動き出した団体がいる。ボランティア活動を奨励し、社会的に不利な立場にある子どもたちや若者を支援するNGOであるフェイス・イン・ラブ・ファウンデーション(Faith in Love Foundation)だ。彼らは、香港全体にはびこる不当なこととの闘いを支援する活動の一環として、『VoiceOut』というアプリをローンチした。

フェイス・イン・ラブ・ファウンデーションは、同性愛者権利の擁護者であるジジ・チャオが設立した慈善団体。彼女は父親である香港の不動産大物セシル・チャオが、「レズビアンの娘の心を射止められる男性なら誰でも5億香港ドル(約68億円)の結婚懸賞金を出す」と発表したことで、LGBTコミュニティーの人気者となった。

同団体では、「我々は、パンデミックによって必要とされるソーシャルディスタンスの措置が、社会の最も脆弱(ぜいじゃく)な部分における精神衛生上の問題を悪化させていることを認識している」と声明を発表。「香港で差別の被害に遭った可能性のある人が誰でも利用できる安全な受け皿を構築するため、信頼できる第三者の介入が急務だ」と訴えた。

このアプリのユーザーは、性的指向、人種、障害、性別など差別の種類に関係なく、事案を報告することができる。その後、ユーザーの状況に応じて資格を持つ専門家が紹介され、支援を受けることが可能。またアプリ内で収集されたデータは、匿名で今後の反差別政策づくりの指針となる研究に使用されるそうだ。

アプリの詳細は公式ウェブサイトから確認してほしい。

原文はこちら

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