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飛行機に乗らずに行ける北欧、メッツァビレッジが開業

Mari Hiratsuka
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Mari Hiratsuka
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テキスト:長谷川あや

11月9日、埼玉県飯能市にメッツァビレッジがオープンした。

メッツァは、フィンランドの童話作家トーベ・ヤンソンによる北欧童話『ムーミン』を題材にした、テーマパークだ。今回オープンしたメッツァビレッジは、ショップやレストランを中心とした北欧のライフスタイルを体験できる施設。このメッツァビレッジと、2019年3月に開業を控えるムーミンの物語をテーマとしたムーミンバレー パークをもって全面開業となる。

メッツァは、森を意味するフィンランド語で、言葉のとおり、豊かな緑に囲まれた、宮沢湖畔に沿って位置。ここが北欧と言われれば、「ああ、そうか」と簡単に受け入れてしまいそうな景観のなかにある。

中核施設となるのは隣接する2階建てのマーケットホールとヴァイキングホールで、マーケットホールには14店の飲食店や物販店舗が、ヴァイキングホールには7店の飲食店が入居している。 

マーケットホール

マーケットホール2階には、『マリメッコ』『イッタラ』『ロイヤルコペンハーゲン』など北欧発の人気ブランドから、日本初上陸となるライフスタイルショップ『トレ』『ソピバ』など、約100ブランドの魅力的な雑貨と家具がずらり。1階には北欧の素材で作るスムージーを提供するビオキアや、フィンランド産チョコレートなど北欧の菓子やコスメを販売するラーヴが店舗を構える。

ベジタワーでは、地元飯能市をはじめとした埼玉の特産物を販売。埼玉県日高市発のサイボクハムでは、牧場から販売までを一貫体制で手がける同社の銘柄豚『ゴールデンポーク』のウインナーを味わえる。 

埼玉県のトマト農家が育てたトマトを使った料理を提供するレストラン「農家が作る tomateria GOTO」のメニュー

 関東初出店、北欧最大のカフェチェーンロバーツコーヒー

ヴァイキングホールはレストラン棟となっており、1階には人気ラーメン店のAFURIなどが軒を連ねる。「フィンランドのスターバックス」と言われる北欧最大のカフェチェーンロバーツコーヒーも関東初出店を果たした。湖に面したテラス席があり、森の香りと湖の風に抱かれながら飲食を楽しめる。2階には、ライ麦パンの上にチーズや魚介、野菜をのせる北欧風のオープンサンド『スモーブロー』の専門店ラーゴムがオープン。北欧のスタイルを踏襲して、パンが見えなくなるくらいたっぷりと具材を乗せて味わいたい。

飯能の豊かな自然に抱かれた、16万3000平方メートル(エリア全体、水面は含まず)の敷地内には、ほかにも様々な北欧が散りばめられている。とくに、地元産の木材で作られた木製のカヌーで水上散歩が楽しめるのもメッツァビレッジならではの体験だろう。

湖を眺めながらテイクアウトした食材に舌鼓を打つのも一興

ムーミンの故郷であり、「森と湖の国」とも呼ばれるフィンランドを彷彿とさせる美しい景色のなか、北欧と埼玉のいいところ取りができるメッツァビレッジは、都心からわずか1時間強。入場無料で、ペット同伴も可能だ。

12月1日(土)から2019年3月3日(日)には、宮沢湖と湖畔の森に、インタラクティブな光のアート空間が出現する『チームラボ 森と湖の光の祭』も開催されるので、ぜひ足を運んでみてほしい。 

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