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音楽シーンを守るために OTOTOYが「Save Our Place」を始動

テキスト:
Time Out Tokyo Editors
save our place
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新型コロナウイルス感染症 (COVID-19)の影響により多くのスペースが苦境に立たされるなか、音楽ファンやコミュニティー、メディアの間でサポートの輪が生まれつつある。

このほど配信リリースをはじめとする音楽情報を発信するWebメディア「OTOTOY」が、ライブハウスやイベントスペースを支援するための企画「Save Our Place」を立ち上げた。

ミュージシャンがつくった音源の売り上げを、ミュージシャンが希望する施設へ

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「Save Our Place」とは、ミュージシャンがつくった音源を販売することで、全国各地のライブハウスとイベントスペースをサポートできるプロジェクト。 企画に賛同したミュージシャン、レーベルが提供した音源が「OTOTOY」で配信され、クレジット決済手数料と著作権使用料(著作権登録がある場合のみ)を除いた全額が、ミュージシャンの希望する施設に送られる。

また今回の企画では、営業制限された施設におけるミュージシャンの無観客ライブもサポート。ライブの様子はインスタライブないしニコニコ動画を利用してライブ配信されるほか、ライブ音源も「OTOTOY」がレコーディング費用負担のもと録音、配信される。

レコーディング費用の実費がペイできるまでは売上金の50%が、そしてレコーディング費用の実費がペイできた時点で、クレジット決済手数料と著作権使用料(著作権登録がある場合のみ)を除いた額が、施設への支援に充てられる

施設の経済、精神的負担を音楽の力で軽減できれば

現在多くのライブハウスやイベントスペースなどの施設では、新型コロナウイルスの影響でイベントやライブの開催自粛を余儀なくされ、臨時休業に追い込まれている。彼らの経済や精神的ダメージを少しでも緩和し、新型コロナウイルス収束後も施設を存続できるようなサポートをとることが「Save Our Place」の目的だ。

プロジェクトは2020年4月3日(金)からスタート。自粛要請により、好きな場所へ赴いて応援することすら難しくなった今だからこそ、ファンは自宅から、アーティストは自身の音楽の力で、カルチャーが生まれる場所をできる限りサポートしていきたい。

公式サイトはこちら

テキスト:高木望

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