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今年最大の期待作といわれているRPG『サイバーパンク2077』が、いよいよ2020年12月10日(木)に発売される。本作は、近未来の荒廃した「ナイトシティ」と呼ばれる巨大都市を舞台に、サイボーグ手術などの身体改造が一般化した未来世界で、謎めいたインプラントを追うことになった主人公V(ヴィー)を操るオープンワールドRPGゲームだ。
そう、映画『ブレードランナー』や『攻殻機動隊』『アキラ』のような世界観があるゲームなのだ。製作陣もこれらの作品から多大な影響を受けたと話しており、「ジャパンタウン」なるものまで存在する。
また、さまざまな有名人がカメオ出演しており、物語のもう一人の主人公であるジョニー・シルヴァーハンドというキャラクターをキアヌ・リーブスが演じている。 注目ポイントが多いゲームなのだが、ここではサウンドトラックにフォーカスして紹介したい。
サウンドトラックには有名アーティストを起用
楽曲に携わったのは、ビリー・アイリッシュ(Billie Eilish)や、DJのニーナ・クラヴィッツ(Nina Kraviz)、イギリスの電子音楽作曲家ガゼル・ツイン(Gazelle Twin)、ヒップホップユニットRun The Jewels、デトロイトのハードコアパンクバンドThe Armed、日本からはガールズアートユニットのナマコプリなど。有名どころからマニアックなアーティストたちがそろい、本作のためにオリジナルの新曲を提供したアーティストもいる。
『サイバーパンク2077』のコンポーザーでミュージックディレクターのMarcin Przybyłowiczによると、ゲームのサウンドトラックは1990年代のテクノ、インダストリアル、ロック、ヒップホップなどをイメージの源泉としたと言っており、この多彩なコラボレーションがゲームの中でどう登場するかなどにも期待が高まる。
また、「全てのアーティストに架空のパーソナリティを用意する」という徹底的な作りこみをしており、例えば、グライムスはリジー・ウィジー、ソフィーとシャイガールのデュオはクロックワーク・ヴィーナスとオリジナル名があり、ゲーム内でキャラクターとしても登場するのだ。
制作はポーランドのゲーム開発会社、CD Projekt REDによるもの。制作資金は128憶円以上と報道されおり、興味深いのは、2007年に発足した「Smart Growth」というサイエンスやイノベーション、
人間がデジタルの世界とのつながりを深める今、その実験の一部ともなるゲームになっているのかもしれない。
本作は12月10日(木)発売、通常版の価格は8,778円、対応機種はXbox PlayStation 4、5、パソコンなど。
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