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世界が注目する日本のロボット技術だが、コンビニエンスストアをはじめ都内各地に続々と新型ロボットが登場している。2020年7月にはファミリーマートが効率化とオペレーションコストの削減を目的に、リモコンロボットを導入すると発表。いよいよその実現が図られるようだ。
この新ロボットはすでに都内のファミリーマートで試験運用済みで、その様子が動画で公開されている。
モスバーガーで注文を受けるかわいいミニロボットとは異なり、『Model-T』というこの新ロボットは人間の身長と同じくらいのサイズで、例えるならSF映画やアメコミに登場する悪役のような風貌だ。開発したのは遠隔操作や人工知能ロボットの開発に携わるTelexistence社。今後このロボットはコンビニのバックヤードで、商品の陳列業務などを担当していくという。
今回の試験は、8キロ離れたオフィスにいる従業員がVR機器を使って遠隔操作をし、店舗に設置されたロボットを作動させるというもの。ロボットはドリンクの補充作業をしており、両腕と3本の指を使いながら商品をしっかりとつかんで陳列している。まだまだ動きにぎこちない部分もあるが、今後は少しずつ精密制度を上げ改善していく予定だ。
ファミリーマートは段階的にロボットを使った作業を展開していくと発表しており、2022年までに少なくとも20店舗への導入を目指している。近い将来、映画やアニメで見た働くロボットが活躍する社会が実現されそうだ。
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