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新型コロナウイルスの感染拡大が再び懸念される中で、さまざまな情報が飛び交い困惑している人も多いだろう。政府は引き続き、129の国や地域からの日本への入国を拒否している。まだ海外から日本へ旅行することは難しい状態であるが、事態は少しずつ好転してきているようだ。
日本政府は今月、マレーシア、シンガポール、韓国、台湾を含むアジアの10の国と地域からのビジネス旅行者を受け入れるとともに、入国規制の緩和へ向けて計画を立てていると発表。オーストラリア、ニュージーランド、タイ、ベトナムとのトラベルバブル実施についても調整中だ。
今後予測される海外旅行の増加にともない、政府は羽田と空港、関西空港にPCRセンターを設置し検査数をさらに増やすことを明らかにした。また、空港以外でも出国者に向けた2つの検査センターを東京都心部と大阪に開設する方針だ。Japan Todayの報道によると、検査センターは早ければ2020年9月にも開設される可能性があるという。
空港のPCR検査センターでは、訪日旅行者を対象に毎日合計6000件の検査実施ができるよう整備される。羽田空港では1800人、成田空港では2700人、関西空港では1500人の検査が可能に。出入国者の増加に備え、検査時間を短縮するなど十分な検査能力と体制が整うという。また、検査で陰性となった人には目的地で提示するための「陰性証明書」が発行される。
現在、空港で行われているPCR検査は1日1000件ほど。今後は空港の検査センター、そして都市部のセンターを合わせると、1日あたり合計9000件ものPCR検査の実施が可能に。また、体制が十分に整えば、今後は検査を1日あたり1万3000件まで増やしていく。新しいセンターの開設により、帰国者が空港で長時間待機することなく、わずか数時間で検査結果を得られるようになるだろう。
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