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都内の機能的なホテルもリモートワークに対応している。オフィスへも徒歩圏内でアクセスでき、仕事に集中できる環境ということで、平日だけ滞在するパターンも増えているのだとか。しかも仕事以外の時間も楽しめる設備があるビジネスホテルも多く、気分転換としてのプチワーケーションに最適。1カ月の長期滞在を試みるもよし、隙間時間に立ち寄るもよし、毎日をより心地よく過ごす選択肢として、知っておくと便利な施設をピックアップした。
1. コーヒーの香りに包まれる。

日本橋、馬喰町にあるヒップなホステル、シタン(CITAN)。1泊2,500円のドミトリーから、広々としたキングサイズダブルの部屋まで、選択肢があるのがうれしい。特にリモートワークのためのプランは設定されていないが、エントランスにはテラス席もあるコーヒースタンドや宿泊者専用ライブラリーがあるなど、作業しやすい環境だ。
8時からオープンしているスタンドからは珈琲の香りが漂い、夜はDJラウンジがにぎわう、充実した1日が過ごせるだろう。
2. 本に囲まれ知のチャージをする。
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本に囲まれて宿泊できるホステル、ブック アンド ベッド トウキョウ(Book and Bed Tokyo)。書棚に囲まれた環境で本が読み放題なのはもちろん、Wi-Fiも無料で使用できる。資料の読み込みに没頭したいとき、調べものをしたいときに最適だ。1泊5,000円からの部屋はコンパクトで、とにかく集中し、仮眠程度にとどめたときにはかえって好都合だろう。
平日は1時間500円からデイユースできるので、隙間時間を利用してのリモートワークスポットとしても知っていると便利。新宿のほか、池袋、浅草にも店舗がある。
3. 文豪気分で机に向かう。
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風情あるレトロ旅館、鳳明館もリモートワークのプランを開始。東京大学の本郷キャンパスに近く、執筆目的などでこもるのにいいと評判だ。『文豪缶詰プラン』の開催日にはチェックインからアウトまで外出禁止。どれくらい進んでいるかをチェックする進捗コールサービスや、有料でで専任の編集者が校正したり、差し入れ、要望があれば借金取りがくる修羅場の寸劇などにも対応。
通常でも4時間で3,300円、8時間で4,500円でデイユースでき、文豪気分を味わえる。
4. 露天風呂で気分転換する。
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東京駅のすぐ隣の神田駅に位置する、明神の湯 ドーミーインPREMIUM神田。7泊3万5,000円で朝食と夕食が付くというウィークリープラン。30泊以上の『街のスモールオフィスプラン』(1泊6,500円から)もあり、さらにリーズナブルな料金設定になっている。
街の中心のロケーションでありながら大浴場が充実しているドーミーインだが、神田にもサウナも完備の超軟水風呂があり、疲れを癒せる。この街のスモールオフィスプランは八丁堀や後楽園のドーミーホテルでも実施されているので、アクセスのいいところを選んで。
5. 都心の9時間を有効に使う。

都内で10軒近く展開するスタイリッシュなカプセルホテル、ナインアワーズ。今年7月半蔵門に開業した施設は、作業に没頭できる機能を極めたミニマムな空間で、1泊4,900円から利用できる。また、滞在1時間(14〜21時の間)1,000円からで仮眠利用もでき、都内を駆け巡るビジネスマンの強い味方だ。
皇居周辺でランニングステーションも併設され、気分転換のジョギングも可能。東京タワーが迫るラウンジが迫力の浜松町、ワークスペースが充実している蒲田や水道橋など、ナインアワーズはそれぞれが個性的なので、用途に合わせ使い分け、9時間を都心で過ごしてみるのもいい。
なお、7月1日から全店営業再開、独自の衛生対策も実施する。
テキスト:間庭典子
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