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世界中のレストランを対象に、1000人を超す美食評論家やシェフが協議、投票を行い、年間のベストリストを発表するアワード『World’s 50 Best Restaurants(アジアのベストレストラン50)』に、ランクインした傳(でん)の長谷川在佑とフロリレージュの川手寛康による、新レストランが2020年10月にオープンする。
ミシュラン二つ星を獲得した「最高のシェフ」によるこの注目のレストランは、デンクシフロリと名付けられ、二人の多彩なセンスが混じり合うことが期待される。
川田はインスタグラムで「二人で夜な夜な釣をしながら、デンクシフロリの料理やコンセプトなどワクワクしながらミーティングしてます」と語っている。
伝統的な懐石料理に遊び心を加えた独創的なスタイルを持つ長谷川。そして日本の旬な食材にフランスで学んだ一流技術を加え、ジャンルを超えた料理の数々を生み出してきた川手のタッグによるこの新レストランは、表参道で着々とオープン準備を進めている。
店内は料理人の調理風景を眺めることができるオープンキッチンで、フロリレージュに似たデザインになるよう設計が予定されている。調理場には土鍋や炭火焼のグリルが設置される予定だ。
メニューの詳細はまだ明らかにされていないが、旬な食材を作った斬新な料理を軸に「串」をテーマにしたフュージョン料理が提供されるという。
二人のシェフは同い年。ほぼ同時期にレストランをオープンし、世界的に広がる新型コロナウイルスという困難をともに乗り切ってきた。窮地に立たされている外食業界だが、長谷川と川田は「こういった時期だからこそ人々に喜びをもたらしたい」「レストランが果たす役割を再認識してもらいたい」と考えている。
デンクシフロリのオープン日と予約の詳細はまだ発表されていないが、今後の情報を見逃さないようにしたい。
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