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2019年9月27日(金)コレド室町テラスが、日本橋にオープンする。地下1階から地上2階の3フロアに、「食・コト・モノ」が楽しめる31店舗が登場。中でも注目を集めているのは、中国語圏外では海外初出店となる台湾発の誠品生活日本橋。そのほか、関東初出店のカフェやベーカリーなどが出店する。ここでは、コレド室町テラスの5つの見所を紹介したい。
1. 洒落がきいた暖簾(のれん)を眺める。
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コレド室町テラスの暖簾「集(つどう)」
コレド室町テラスを歩くと、色とりどりの暖簾に目を引かれる。顔となるエントランスにあるのは、これまでコレド室町や三井タワーの家紋と暖簾のデザインを手がけてきた、波戸場承龍(はとば・しょうりゅう)と耀次(ようじ)親子の作品だ。室町テラスでは「集う」をテーマに、五街道の起点である日本橋のため五角形を使い、入れ子枡(ます)をモチーフにすることで、人が入る様を表現しているそう。
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こちらは、福岡から初上陸した、だしがしみ込んだいなり寿司が名物のだしいなり海木。もともとは会席料理の締めとして提供していたのだが、その人気からおもたせも販売することに。いなり寿司をくわえたキツネの暖簾は、デザイナーの前崎成一によるもの。版画から制作しており、手彫りの温かみが感じられる。
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『だしいなり』(4個1,294円、8個2,592円)
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カエルがトレードマークのそば居酒屋、ソバキチ。デザインは長友啓典が担当した。カエルが、ふらっと立ち寄って酒を楽しめるアットホームかつ、粋な店の雰囲気を表現している。そのほかにも、食器などにもカエルがところどころにあしらわれている。
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スターバックスも……
そのほかにも、たくさんかわいらしい暖簾がかかった店が見つけることができるので、お気に入りを見つけに行くというのもいいだろう。
なお、2019年9月27日(金)〜11月4日(月)、日本橋の象徴とも言える「暖簾」をテーマとしたデザインイベント『めぐるのれん展』も、コレド室町テラス地下エントランス付近と三越駅地下歩道で開催される。
2. 台湾気分でショッピングする。
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誠品生活市集
同施設のメインテナントとなるのが、台湾から日本初進出した誠品生活。台湾の大型書店チェーン、誠品書店が手がけるショッピングセンターだ。 日本1号店となる誠品生活日本橋は、誠品書店の目利きにより選書した本が並ぶ、ティーサロン併設の書籍ゾーンをはじめ、文具と雑貨を販売するゾーン、吹きガラス窯を常設するワークショップゾーン、台湾フードを提供するレストランゾーンの4ゾーンで構成される。
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少し珍しいのが、通路のど真ん中にも誠品書店がセレクトした品が並んでいること。これらの商品はかごに入れて、専用レジで購入できる。台湾の商品ばかりでなく日本の店や商品もそろい、台湾と日本の融合した空間でショッピングが楽しめる。
3. ワークショップに参加してみる。
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誠品生活の特徴である「ワークショップ」。日本橋でも、豊富なワークショップが開催される。日本橋玻璃(はり)工房には本格的な釜が備えられ、吹きガラス(5,000円)や切子(5,000円)、アクセサリー(3,800円)などが制作できる。吹きガラス体験は、台湾の松山店でも人気のあるワークショップだそう。
そのほかにも、金属加工体験ができる鋳造ワークショップや、台湾の茶文化が学べる講座などを開催しており、気軽に参加できるのも魅力だ。
4. 日本の魅力を再発見する。
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忘れてはいけないのが、日本の魅力も詰まった施設だということ。 1階の日本百貨店のフラッグシップショップでは、日本製の雑貨や食に加え、店内スペースでユニークな実演販売や伝統楽器の演奏など日本文化に触れられるイベントも開催する。内覧の日には尺八のパフォーマンスなどが行われていた。
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施設2階にある工場十貨店は、日本全国のファクトリーブランドの商品を集めて編集したショップ。十貨店という店名のとおり、10前後のブランドの商品がそろい、1カ月前後で入れ替えを行う。
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現在は、墨田区の産業であるメリヤス素材を使い、職人が手作りで編み上げるメリヤス草履で人気のメリや、靴下の産地である奈良県の広陸町で1927年に創業したソウキの商品などが並ぶ。
また、15色の糸の中から色を5色選んで自転車をこぐと靴下が編まれていく『チャリックス』(2019年10月6日(日)まで)の体験も実施しているので、体力があれば漕ぎに行ってほしい。
5. できたてクラフトビールで締める。
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施設を一周してそろそろ疲れた……。という気分なら、1階メインエントランスのすぐそばにある、クラフトビールの醸造所併設のブリューパブ、クラフトロック ブリュパブ&ライブ(Craft Rock Brew Pub & Live)で締めるのもいいだろう。
フレッシュなビール約7種に加え、厳選したゲストビール8種をラインナップ。日替わりメニューも登場するようだ。 魅力はなんといっても店内にライブスペースがあること。週末を中心に音楽イベントを開催していく。屋外席もあり、心地よい環境でビールと音楽が楽しめるスポットだ。