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渋谷のランドマークとして生まれ変わったレイヤード ミヤシタパーク。2020年7月28日には新しくなった宮下公園、一部の店舗の開業に続き、8月4日には飲食店などの店舗がそろってオープンした。同日には、カフェ、アートギャラリー、ミュージックバーが一体化した複合型エンターテインメント施設、オア(or)渋谷がプレオープンを迎え、新たなカルチャーの発信地としての期待が高まっている。ここではその魅力の一部をレポートする。
新しいクラブシーンの形
ミヤシタパークは、渋谷区立宮下公園、商業施設のレイヤード ミヤシタパーク、ホテルのシークエンス ミヤシタパーク 渋谷が一体となった施設。Northエリアに位置するオア渋谷は、朝から翌朝まで、三つのフロアごとに多彩な音楽を最良のサウンドシステムで聞くことができる複合型の施設だ。全フロアでさまざまなジャンルのDJ陣による選曲が楽しめるが、注目したい点はイベント時を除きエントランスがかからないこと。手持ちの少ない若者や、待ち合わせなど少しの時間だけ音楽を聞きに行きたいときにも最適な場所となっている。
宇田川通り沿いに面した一階は、日中はカフェ、夕方17時から翌朝5時まではバータイムとして営業(現在は短縮営業のため23時まで)。フードメニューも充実しており、日本初となるモエ・エ・シャンドンの『ミニ モエ』専用自販機があるのもこのフロアだ。
アーティスト大友昇平のグラフィティーに注目
2階はガラリと雰囲気が変わり、アートギャラリーを兼ねたミュージックバー空間が広がる。壁面のグラフィティーは、国内外から注目を集めているアーティスト、
おすすめのドリンクは、上質なダークラム『フロール・デ・カーニャ』。4年から25年のものまであり、リッチなフレーバーが特徴。
クラブシーンの在り方を問う
3階フロアは全面がガラス張りになっており、渋谷から原宿の通りを一望できる。窓際にはVIP席が並び、プラチナ、ブラック、ゴールドの3種類に分けられている。
若者に向けたエントランスフリーの楽しみ方のほか、VIP席では大人ならではの優雅な音楽体験が叶いそうだ。このフロアはミュージックバー兼イベントスペースとなっているが、DJ陣やイベントの詳細については、オア渋谷側から詳細を発信することはないという。目当てを作らずにふらりと立ち寄った先の出会いや、昔のライブハウスのように「オア渋谷だから行ってみよう」と店舗を目指した来店の在り方を導入しているのだそう。
一新した宮下公園
新たなスポットの誕生の一方で、宮下公園はかつての姿を引き継ぎながら一新した。真っ白な地面と芝生エリア、藤原ヒロシがプロデュースをしたスターバックスコーヒーがあり、渋谷の空を眺めながら、ミヤシタパークでの買い物の合間に休憩できるスポットとなっている。
もちろんスポーツエリアも健在だ。大きなボルダリングウォールや、スケート場のほか、多目的運動施設(ビーチバレーやサンドスポーツのための砂を敷き詰めたエリア)の3カ所を設置。多目的運動施設は事前予約、ボルダリングウォールと、スケート場は当日受付を行い使用することができる。
ミヤシタパークは7月28日から事前予約制で入場制限を行っていたが、8月6日以降は予約制を終了すると発表した。今後は事前予約の必要なく入場できるが、館内混雑状況によっては制限の可能性があるという。訪れる際は体調管理と安全に十分気をつけて出かけてみよう。
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