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新しい宇宙トイレ、国際宇宙ステーションに向けて出発

開発費は約24億円、女性宇宙飛行士の利用にも対応

Anna Rahmanan
テキスト:
Anna Rahmanan
Senior National News Editor
NASA toilet
Photograph: NASA
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アメリカ航空宇宙局(NASA)が、月で使われるトイレを新開発するに当たり、一般からアイデアを募集していたのは記憶に新しい。一足早く、2020年9月29日に国際宇宙ステーション(ISS)で使われる新しいトイレが宇宙へ送り出された。

新しい「宇宙トレイ」は、『UWMS(Universal Waste Management System)』という名称で、開発予算は2300万ドル(約24億円)。space.comは、このトレイはチタン製で、現在ISSで使用されているものよりも65%小型化し、40%軽量化したと解説している。

NASAの発展型探査システムロジスティクス削減プロジェクトのマネジャーであるメリッサ・マッキンリーは記者会見で、「このトイレは宇宙探査向けに設計されたもので、これまでの宇宙飛行用トイレの設計をベースにしています。デザインに当たり重要なキーとなったのが、宇宙船の設計において非常に重要な要素である、質量と電力使用量の最適化でした」と述べた。

最も興味深いのが、このトイレには女性宇宙飛行士の利用に対応した排尿装置と便座が含まれていること。NASAが2024年までに、女性を月に送ると宣言していることに関連した、エキサイティングなトピックと言えるだろう。

今回ISSに設置されるトイレはプロトタイプ。今後3年間にわたって宇宙飛行士たちが実際に製品をテスト(地球での実験は成功済)し、将来のミッションで利用するかどうか、NASAが決定する予定だ。

原文はこちら

NASA toilet
Photograph: NASA

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