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市長が言及、リオのビーチで泳げるようになるのはワクチン開発後か

Huw Oliver
テキスト:
Huw Oliver
UK Editor
Ipanema, Brazil
Photograph: Shutterstock/Andre Luiz Moreira
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リオデジャネイロではロックダウンの緩和が始まってから、世界中のビーチと同じように、イパネマやコパカバーナが日光浴を楽しむ人々でにぎわうようになるのに時間はかからなかった。しかし、リオデジャネイロの市長は「ワクチンが開発されるまではリオのビーチを通常の状態に戻す可能性は低く、厳格な衛生規則に違反した場合は罰金を科す」と述べている。

同市でロックダウンの緩和が始まったのは2020年7月初め。7月2日には、新たな収容人数制限と衛生対策を条件に、市内のバーやレストランの営業再開が許可された。ビーチの利用も再開したが、運動のための利用に限られている。

しかし、ビーチはルールに違反して日光浴を楽しむ人々でにぎわっており、そこに集まる多くの人はマスクを着用せず、ソーシャルディスタンスのガイドラインも守っていない。ブラジルの新聞オ・グロボによると、市当局は市内のバーの店内でソーシャルディスタンスを確保することにも頭を悩ませているという。

リオデジャネイロ市長のマルセロ・クリべラは、7月9日に行われた記者会見で「マスクを着用できないのだから、現在テスト中のワクチンが開発されるか、もしくは感染者がほぼゼロにならない限り、ビーチの利用規制が緩和されることはないだろう」と述べている。

現在、ブラジルはアメリカに次いで世界で2番目に感染者の多い国であり、その数は180万人を超えている。多くの国々がすでに経済活動を再開し始めているが、ブラジルは依然として全ての旅行者の入国禁止措置を継続している。

これまでのニュースによると、南アフリカは2020年内に入国制限を解除することはなく、オーストラリアは2021年まで解除しない可能性が高い。リオのビーチ閉鎖は、同地を「行きたい旅行先のリスト」に加えている人々にとっては、さらなる悪いニュースと言える。それまでの間、世界最高のビーチとしては別の場所を代わりに勧めるしかしかないのだろうか。

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