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新型コロナウイルスの大流行によって閉鎖されたニューヨークの博物館や美術館、ギャラリーの多くは、バーチャルツアーやオンラインのみの展示を通じて、外出しなくても人々がアートを楽しめる機会を設けている。
しかし、屋外に作品があることが多いストリートアートが好きな場合はどうすればいいのだろう。うれしいことに、Google Arts & Cultureが、Googleストリートビューを利用してニューヨークにあるカラフルな壁画を360度ビューで体験できる「9 Amazing Street Art Murals in New York」を公開している。
鑑賞できる作品はブラジルのストリートアーティスト、エドゥアルド・コブラが描いた壁画など。コブラの作品は、クラウンハイツにあるフリーダ・カーロとディエゴ・リベラのポートレート、ブッシュウィックにあるボクシンググローブをはめたアンディ・ウォーホルとジャン・ミシェル・バスキアが並ぶ壁画、そしてジャージーシティのタワーマンションの壁に描かれたジギー・スターダスト姿のデイヴィッド・ボウイの3作品を見ることができる。
ストリートアートシーンには欠かせない存在、バンクシーの作品もある。アッパー・ウエスト・サイドにあるニューヨーク市消防局の消火栓に向かってハンパーを振り落とす子どものシルエットを描いた『Hammer Boy』をバーチャルで見られるほか、キース・ヘリングの有名な『Crack Is Wack』、気鋭の作家が参加することでも有名なハドソン・ストリートのバワリー・グラッフィティ・ウォールへもサイトを通して訪れることができる。
家にいながらにして、ストリートアートを楽しみたいなら、今週末はバーチャルトリップに出かけてみよう。アメリカへの旅らしく、『Ben & Jerry's』のアイスでも頬張りながらチェックするのもありかもしれない。