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台湾から初出店を果たす、誠品生活日本橋で行くべき5の店

テキスト:
Time Out Tokyo Editors
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再開発が進む日本橋エリアに、2019年9月27日(金)、コレド室町テラスがオープンした。注目の的は、日本初出店を果たす台湾発の書店で、セレクトショップの誠品生活。台湾、香港、中国各都市などで49店舗を展開し、2016年には米国CNNの『世界で最もクールな百貨店14』に選ばれた。50店舗目に当たる誠品生活 日本橋は、「くらしと読書のカルチャー・ワンダーランド」がコンセプト。

2階フロア全体(約2800平方メートル)を誠品書店、オリジナル文具やデザイン性の高い文具を取り扱う誠品文具、セレクト物販とワークショップゾーン、レストランと食物販ゾーンの全4ゾーンで構成。日本初上陸のブランドを含め、台湾カルチャーを存分に感じられるショップインショップも出展するなど、見どころ満載だ。ここでは、注目ショップを5つ紹介する。

1. 至福の口どけを体感する。

グォユェンイー(郭元益)

中国、福建省から台湾に渡ってきた創始者が、1867年、小さな菓子屋を始めたのが同店の歴史の始まり。日本には今回が初上陸。緑豆あんをパイ風の生地で包んで焼いた『冰沙餡餅 ミニ緑豆あんお菓子』は、蒋介石も好物だったとか。台湾の人気俳優、リディアン・ヴォーンと共同開発した『ミニパイナップルカスタード菓子』など、台湾スイーツの定番菓子のほか、台湾の落雁(らくがん)『糕(こう)』も見逃せない。台湾茶に合うように、豆3、お茶7の比率で作られており、口に入れるとほろりととろける。

2. シャンパンと台湾料理を合わせる。

フージンツリー(富錦樹台菜香檳)

フージンツリーは台北の松山空港の近くにある緑豊かで洒落たエリア、富錦街(フージンジェ)にある、人気のファッション&ライフスタイルブランドが手がけた台湾料理レストランだ。一般的に台湾では料理と酒を一緒に楽しむ習慣がないが、国際感覚に長けた、富錦樹(フージンツリー)グループ創立者のジェイ・ウーは、内装、家具、食器、照明、音楽、ユニフォーム、 接客までをトータルでプロデュース。独自の空間で洗練された台湾料理をシャンパンとともにスタイリッシュに楽しめる店として瞬く間に支持を得た。 新鮮な食材を自家製調味料やドライフルーツで上品に仕上げる創作台湾料理は、野菜やフルーツをふんだんに使用しており、酒と合うようしっかり味付けされながらも油を控えたヘルシーで優しい味わいが魅力だ。メニューは多岐にわたるが、なかでも『花ニラとピータン 豚挽肉のピリ辛炒め』は、ほとんどのゲストがオーダーする看板メニュー。日本1号店となる同店には、テラス席も設けられ、心地よい時間が過ごせる。

3. 日本橋を眼下に本を選ぶ。

誠品書店

書店からスタートした誠品生活は、書籍ゾーンの誠品書店なしには語れない。 出店する都市や土地の文化と特色を取り入れた店舗作りを得意とする同店の強みのひとつが、オリジナリティーあふれる選書コーナーだ。日本橋店でも「台湾の書店員が選ぶ日本の本」など、さまざまな視点で書籍をピックアップしている。空間デザインは、台湾を代表する建築家、クリス・ヤオが担当した。長さ約30メートルの文学回廊コーナーには、世界的な名作文学がずらり。自然光が差し込む窓際の席では、日本橋の風景を眺めながら本が読める。

4. 天然素材たっぷりのソープに癒される。

 ユアン(阿原 YUAN)

台湾生まれのナチュラル化粧品ブランドのユアン。漢方の考え方をベースに、無農薬栽培の漢方やハーブなどの天然素材を使い、シャンプーや歯磨きペースト、リップなど、多彩なアイテムを製作。商品ごとに異なるハーブを使用しているのも楽しい。ハーブの効能や香りを引き出すため、熱を加えないコールドプロセス製法で手作りしている石けんは、見た目もかわいらしく、ちょっとした手土産にもおすすめ。ニガウリ、ドクダミ 、リコリス、ゲットウなど、気になるフレーバーがそろう。好みや肌質に合うものがきっと見つかるはず。

5. 漢方はおいしく摂取する。

デイリリー(DAYLILY)

漢方薬局を営む父を持つ台湾人と日本人の女性2人が創業した、台湾発、女性のための漢方ライフスタイルブランド。「漢方で用いられる伝統的な和漢植物の力を借りて、ヘルシーで美しい毎日を」をコンセプトにしており、ナツメや黒豆を使った食べられる茶、ハトムギやザクロを使った真珠粉サプリメント、ニンジンやクコの実を抽出したフェイスマスクなど、体温と気分を上げるアイテムが多数ラインアップしている。漢方をベースに、台湾の日常に根付いたライフスタイルを取り入れてみてはいかがだろう。体に良いだけでなく 、おいしい点も優秀だ。

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テキスト:長谷川あや

写真:豊嶋希沙

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