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新型コロナウイルスの感染拡大による音楽イベントの中止を受け、さまざまな配信プロジェクトが展開されている中、渋谷区神宮前のトランクホテル(TRUNK (HOTEL) )が、プレイリストの公開を開始した。
2017年5月にオープンし、今や原宿エリアのランドマークの一つとなった同ホテルは、等身大の社会貢献「ソーシャライジング」をコンセプトに掲げるブティックホテルだ。ノマドワーカーも利用できる解放感のあるトランクラウンジや、炭火焼肉ゆうじの店主、樋口裕師がフードディレクションを行った串焼き店トランククシなど、宿泊にとどまらないサービスを展開している。
プレイリストのキュレーションは、同ホテルのアートディレクター、山岡重信が担当。山岡はエリック・ヘイズに師事した後、グラフィックデザイナーとしてのキャリアをスタート、2017年にトランクホテルのアートディレクターに就任して活動している。
トランクホテルは、コロナウイルス感染拡大防止のため3月末からクローズしているが、「トランクホテルに来たことのある人もそうでない人にもトランクを感じてほしい」と、山岡はプレイリストの作成、公開に踏み切った。
「世界中で外出自粛が続く中、家で過ごす時間を少しでもいいものにしていただきたいとの思いもあります」(山岡)
もともと音楽は、山岡いわく「トランクにとって非常に重要な要素」だ。まるでクラブのようなムーディーな雰囲気を醸す『トランクラウンジ』では、コロナの発生前は毎週のようにDJイベントを開催し、各エリアや時間帯でも異なるパートナーを設けてきた。
夜のトランクラウンジではDJ Quietstorm、Kenji Takimi、 dublab.jpの原雅明とDJ Funnel、AK51など、トランクキッチンでは君嶋麻里江、トランクストアではPLAY TODAY Inc.がパートナーを務めている。
今回、公開されたプレイリストのタイトル『Stay Safe in da House』には、「どの時間帯に聞いても心地よいフロー&グッドバイブスを感じていただけるよう、さまざまなジャンルを織り交ぜながらセレクトしました」という山岡の思いが込められている。
洗練されながらもナチュラルなトランクホテルの空気を体現するプレイリストで、自宅でぜいたくな時間を過ごしてみたい。今後も公式Instagramでは「#StayHomeWithTRUNK」のハッシュタグを使い、自宅で楽しめるコンテンツが発信されていく予定だ。
プレイリストは、SpotifyやApple Musicで視聴できる。
テキスト:長谷川あや
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