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11月に入り、北海道での新型コロナウイルス感染者数が急増している。これを受けて対策本部会議が開かれ、警戒ステージを札幌のみ「4」相当に引き上げることを決めた。また、札幌市内で不要不急の外出を控えることや、札幌市と道内のほかの地域との往来自粛も要請するとのこと。期間は、2020年11月27日(金)までとしている。
北海道では11月12日から15日まで感染者が連日200人を超えていた。また、札幌市単独でも新規感染者が連日100人超えとなっており、感染拡大が急激に進んでいる状況だ。
今後冬に向けて北海道では観光業がハイシーズンを迎える。当初、Go To トラベルキャンペーンが北海道から除外されるのではないかとの憶測もあったが、現時点では継続される見通し。ジャパンタイムスによると、国土交通大臣の赤羽一嘉は「予防対策を徹底しながら、北海道と連携してキャンペーンを実施していく」と述べている。
すでに北海道への旅行を計画している人は以下の状況を踏まえながら、安全な訪問を実現してほしい。
1. 札幌市は、コロナウイルスの警戒レベルを5段階で2番目に高いステージ4に引き上げる。これは医療機関への負担を懸念して新たな対策が求められるレベルだ。
2. 現時点でロックダウンになることは考えにくい。しかし北海道知事は札幌市民に自宅待機と不要不急な外出を控えるよう促している。また、外食する場合は4人以下、2時間未満とし、会話の際はマスク着用が必須。
3. 札幌の夜の繁華街、すすきの地区の飲食店は営業時間を22時までにするよう制限が求められている。
これに伴い、時間短縮に応じた場合に20万円の支援金を支給するなどの対策を実施。しかし北海道は今後この要請を市内全域に拡大していく方針だ。また、新型コロナウイルスの安全対策が守られていない飲食店には閉鎖を促す場合もあるという。
ジャパンタイムスは、感染拡大の影響で営業時間の短縮要請された飲食店や店舗に対して財政的な支援対策が実施されると報道。日本政府はこの要請を実行するために、地方自治体に500億円を追加交付する予定だという。
一方、東京でも先週からコロナウイルスの感染が急増している。11月10日から6日連続で1日200件以上の新規感染が報告されており、17日は新たに298人の感染が確認された。冬に向けて、ソーシャルディスタンシングやマスクの着用を今一度徹底したい。
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