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丸の内仲通りがミストシャワーと天然芝広がる都会のオアシスに

Wi-Fiと電源完備のオープンエアオフィスも提供、夏限定ストリートパーク

テキスト:
Genya Aoki
マルノウチ ストリートパーク2020
昨年開催の様子
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2020年7月27日から、丸の内仲通りを有効活用し、ビジネスやランチの場としてソーシャルディスタンスを保った屋外空間へと24時間変貌させるマルノウチストリートパーク(Marunouchi Street Park)2020が実施中だ。

同事業は大手町、丸の内、有楽町地区まちづくり3団体(大丸有エリアマネジメント協会、大手町・丸の内・有楽町地区まちづくり協議会、三菱地所)によるもので、道路空間の新たな利活用に向けた社会実験のために2019年から開始した。

従来から時間帯限定で実践していた、歩道を食事やカフェにも利用できる「アーバンテラス」の24時間への拡大、フリーWi-Fiや電源設備を整え、ドームテントやパラソルを配置しワーカーに空間を開放する「Open Air Office」、路面に天然芝を敷き、杉の木で作ったソーシャルディスタンスベンチなどを配置してオープンスペースとして活用する「Cozy Green Park」の三つの区画に分かれている。

マルノウチ ストリートパーク2020
昨年ミスト設置した際の様子

また、酷暑対策として2018年から実証実験を繰り返し冷却効果を確認できたドライ型ミストを1337メートルの距離にわたって設置するなど、温暖化していく東京都心のオアシススポットとしても機能。これらのスペースでは、隣接店舗で店舗内の密を避けるため、屋外客席利用を促すなど、民官協力的な理想的な連帯が生まれている。

ほかにも、センサーなどを用いて人の歩く速度や軌跡、滞留の状況の実測や、リアルタイムで各ブロックの混雑度が確認可能な『Social Distance MAP』を導入し、ソーシャルディスタンスを保った場作りの検証などを実施している。未来の都市空間で人々はどう過ごすのが安全で快適なのか、また、ニューノーマルを意識した多様な暮らし方の模索など、ここに来ればその一端を体感することができるだろう。

2020年9月6日(日)まで開催している。

マルノウチストリートパーク2020の詳細情報はこちら

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