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我々日本人は美食家ということで知られているかもしれないが、東京にはオリジナリティあふれるバーを持つ、素晴らしいバーテンダーが多く存在する。イギリスのウィリアム リード メディア グループが主催する「世界のベストバー50」に、東京の愛すべき2つのバーが、前回に引き続き今年もランクインした。
ランキング常連のバー ハイ ファイブ(Bar High Five)は、13位から12位に1つランクを上げた。
銀座にある同店舗は、都内指折りのバーとされ、今年開店10周年を迎える。オーナーの上野秀嗣(うえの ひでつぐ)は、かつてスタア バー(Star Bar)で活躍していた。メニューというほどのものはなく、上野は客に好みを尋ね、それに合ったカクテルを提供する。いずれも客の舌にピッタリなカクテルに仕上げている。
伝説的な『ホワイトレディー』や黒い『ネグローニ』を頼むのもいいだろう。これはカンパリの代わりに、ビター系ハーブリキュールのフェルネット ブランカを使った一杯。
我々のお気に入りの一つ、バー ベンフィディック(Bar Benfiddich)も栄えある49位に選ばれた。初めてリスト入りした昨年の37位からは順位を落とした。
特徴的なのはバーテンダー鹿山博康(かやま ひろやす)が使う自家栽培のハーブリキュールやインフュージョンで、それを目当てに来店する客が後を絶たない。
「世界のベストバー50」では、伝統的なカクテルトレーニングで培われたカクテルさばきを土台とした、鹿山のカクテルに対する新たな試みを称えている。
ランクインしたバーのみなさん、おめでとう!
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