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『Alter-narratives―ありえたかもしれない物語―』展がオンラインで開催されている。本展は東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科でキュレーションを専攻する学生が、同研究科の長谷川祐子教授の下で企画、運営する実践研究として構想された。
コンセプトは、「私たちが一つの可能性として日々生きている現実の背後には起こりえたかもしれない無数の物語に着目し、それらがどのように現実になりうるのかを描き出す」ことだという。
このコンセプトの下で、本展では絵画、映像、インスタレーションなど多様な手法を用いる8人の作家の作品を紹介。新型コロナウイルス感染症によって変化する状況に対応して、オンライン上で展示されるが、この展示形式もより多くの人々が作品を観賞し、より良い未来について考える機会を生み出すことを目指してのものだ。
日本、韓国、シンガポールの3カ国から参加する8人の作家の中には、人気バンドHyukohのアートワークも手がけている韓国のサンホ・ノなどの日本初公開作家や、『ラッセン展』の共同企画や心霊写真をテーマにしたプロジェクトで活動する原田裕規といった若手のほか、七尾旅人も含まれる。
2020年6月28日(日)には、東京藝術大学を修了したアーティスト朴祥炫とキュレータをゲストに迎えた対談もYouTube上で配信される。展示は公式サイトから閲覧できるので、ぜひ確認してほしい。
『Alter-narratives―ありえたかもしれない物語―』展の詳しい情報はこちら
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