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猛暑が続く8月。コロナ禍でたまったストレスも影響し、今年は例年以上に夏バテに悩む人も多いのでは? そんなときこそ頼りたいのが深緑の抹茶パワー。碾茶(てんちゃ)を乾燥させ、石臼でひいた抹茶は、最近スーパーフードとして注目されるほど。抗酸化作用がある茶カテキンやビタミンEでアンチエイジング、免疫力を整えるなどさまざまな効果も期待されている。うまみ成分であるアミノ酸テアニンでリラックス効果、カフェインで集中力UPなど、メンタル面でも頼りになりそうだ。
そんな渋みがクセになる抹茶スイーツを存分に楽しめる抹茶アフタヌーンティーが、都内各所のホテルで開催。抹茶好きならぜひ全制覇したくなる3軒を紹介する。
まずはANAインターコンチネンタルホテル東京の『抹茶コレクション2020』。これは「深緑の季節に映える、抹茶色に染まる」と銘打つ、抹茶色のメニューを満喫するフェア。アトリウムラウンジでは12種の抹茶プチガトーが並ぶ『抹茶アフタヌーンティーセット』を一人5,220円で提供。
全品に辻利の抹茶を使用し、ほろ苦く渋みのある抹茶ならではのスイーツを堪能できる。サンドイッチやワカモレコーンなどのセイボリーも見事に「MATCHAグリーン」でまさに抹茶尽くし。まずは点前(てまえ)の抹茶を自分でたてて味わって。それからコーヒーやハーブティーなど23種のドリンクから自由に選べるシステム。キュートなパンダ型のバウムクーヘンも土産にプレゼントされる。開催期間は、2020年10月31日(土)まで。
グランド ハイアット 東京のオーク ドアでは、ステーキハウスならではの抹茶アフタヌーンティーを用意。抹茶バンズなどを使用した和テイストのミニバーガー3種、抹茶や梅、小豆などのチーズケーキ3種を味比べができる。
これは六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーで開催されている『おいしい浮世絵展~北斎 広重 国芳たちの描いた江戸の味わい~』とのコラボレーションメニューで、一人3,795円。そして先着800人には、この展覧会の入場券とポストカードが付く。9月13日(日)までとなるので、逃さないように。
宇治茶の新しい可能性を拓くメニューを体感できるのが、ホテル椿山荘東京のロビーラウンジ ル・ジャルダンで9月1日(火)から始まる『Premium 宇治茶アフタヌーンティー』(一人5,445円)。
京都宇治に1860年に創業した辻利兵衛本店とのコラボで、『煎茶ゼリー』『玄米茶のエッグタルト』『かぶせ茶を練りこんだスフレケーキ』などさまざまな「お茶スイーツ」をテイスティングできる。スコーンもグリーンティーテイストで、『茶葉と明太子のオープンサンド』など料理にも茶葉が使われている。本格的な英国式のアフタヌーンティーで定評のあるラウンジだけに、紅茶は約15種類取りそろえているが、今回はそれに加え宇治茶3種も用意。さらには一日限定20人のウエルカムドリンク付きプラン(一人6,050円)では年間に4キログラムしか採れないという貴重な宇治抹茶をロックグラスで提供。ひんやりとしたこの季節ならではの味覚を、庭園の緑に囲まれたラウンジで堪能したい。
テキスト:間庭典子
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