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旅行や出張の際、飛行機か鉄道かという選択肢があったとき、鉄道については「遅い」というマイナス面を指摘する人は多いだろう。しかしその欠点は、テクノロジーによって解決されるかもしれない。報道によると、オランダのハート(Hardt)が計画している新しい超高速鉄道では、パリとアムステルダムの間が、今の半分以上の所要時間で移動できるようになるという。
同社の計画では、今後10年以内にアムステルダムとパリ、デュッセルドルフ、フランクフルトを、未来的な 「ハイパーループ」 技術を使って結ぶ。ハイパーループとは簡単にいうと、低圧にした長い管状の空間に列車を高速で走らせる技術。ハート社によると、計画が実現すれば、現在はタリスで3時間20分かかっているアムステルダムとパリ間の所要時間は90分程度まで短縮され、アムステルダムとデュッセルドルフ間は30分未満になる。
同社は、この超高速鉄道をアムステルダムと他国を含む周辺の通勤都市との移動において、接続性を最大化するための方法として位置づけ。単に道路の交通量を減らし、田舎へのアクセスが改善されるだけでなく、パリやアムステルダムで働きながら、より手頃な価格の近隣都市に住むことが今までより楽になると主張しているのだ。
この技術は早ければ2028年にヨーロッパで導入される見込み。地下鉄のように、列車は数分間隔で駅に到着するという。パリとアムステルダムの間の通勤鉄道が実現すれば、人気になるのは間違いない。
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