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航空会社は乗客と乗務員の両方に対し、フライト中にマスクで顔を覆うよう呼びかけている。その中で、ユナイテッド航空は2020年6月18日から、マスクの着用を拒んだ乗客を搭乗禁止リストに入れ、一時的に同社便の利用を拒否するという、さらに一歩踏み込んだ措置を取り始めた。
ユナイテッド航空の最高顧客責任者 (CCO) のトビー・エンクビストは公式発表の中で 、「信頼できる各保健機関は、特に航空機のように社会的距離を取るのが難しい場所では、マスクを着用することが新型コロナウイルスの感染から他者を守るためにできる最良の手段の一つだと示している」 と述べた。
顔を覆ってない乗客はまずマスク着用を促される。もし、マスクがなければ乗務員が配るものを利用することも可能だ。それでも、指示に従わない乗客は報告され、「正式な審査プロセス」を経て、搭乗禁止リストへの追加が判断される。この措置がいつまで実施されるかはまだ決まっていない。また、顔を覆うことができないような病状を持っている人はこの措置の対象外となる。
アラスカ航空、アメリカン航空、デルタ航空、ハワイアン航空、ジェットブルー航空、サウスウエスト航空などのほかのアメリカの航空会社もまた、マスク着用を拒否する乗客に対して行動を起こすと発表しているが、ユナイテッド航空ほど抜本的、かつ公式な措置を取っている会社はない。飛行機の中でも外でも、お互いに助け合い、できる限り警戒してほしい。
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