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AFURI(阿夫利)は東京で2004年にオープンして以来、国内外に店舗を広げるラーメン店。都内だけでも9店舗を展開する人気のラーメンチェーンだ。塩、しょうゆ、季節限定メニューやビーガンメニューもあるが、メインの『柚子塩らーめん』はユズの風味と淡麗スープのすっきりとした味わいに鉄板の人気がある。オーストラリアの人気番組『マスターシェフ』に出演するアダム・リアウ(Adam Liaw)は、自身のYouTubeチャンネル『ラーメンスクール』で、家庭で作れる「AFURI風」ラーメンレシピを披露した。
アダムは、マレーシア系オーストラリア人で司会者や作家を務めるシェフ。2010年に『マスターシェフオーストラリア』のセカンドシーズンを制した後、一躍人気となった。彼の妻は日本人で、この夫婦は日本で多くの時間を過ごし、日本料理の知識を深めている。
『ラーメンスクール』では、まずアダムが1杯のラーメンを分析して、家庭でのラーメンの作り方を説明する。アダムは、ラーメン作りには「たれ」が重要だと述べている。AFURIのゆず塩風味のたれには、みりん、酒、酢、塩、何種類かのスープ、そして酸味と香りを引き出すユズの絞り汁が不可欠だ。
「ユズはとても素晴らしい香りを持っています。それはレモンでもなく、グレープフルーツでもない、非常にユニークな香りです」と、アダムは言う(ユズが手に入らない場合は、ライムジュースとオレンジジュースを使うとよいとのヒントも忘れない)。
最初に必要な材料をそろえた後は、コーン油、ラード、鶏油で焼いたネギと、干したアンチョビをブレンドし、最後にユズの皮を混ぜ合わせて特製オイルを調合。
「ラーメン屋に入るとスープの良い匂いがしますが、この特製オイルの香りは特に最高です」
ラーメン作りの順番は、まずだしをとり、たれを作り、特製オイルを調合、麺をゆで、最後にトッピング。この手順により、香りと味の層を備えた繊細なスープが引き立つのだという。
『ラーメンスクール』では、熱いラーメンのスープを使って完成直前までスープボウルを温めるなど、おいしいラーメンを作るための多くのヒントやコツがある。自宅ラーメンを極めたいならば、このチャンネルでほかの回を見ることもおすすめだ。
アダム・リアウの『AFURI風 ゆず塩らーめん』の全レシピはこちら。
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