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これまでのところ、ヨーロッパとカリブ海地域の多くの国が再び観光客を歓迎し始めている。しかしそれ以外は、国境再開するためにより慎重なアプローチを取っている国が多く、オーストラリアや南アフリカは、すでに2021年初頭まで観光業を再開しないことを発表、もしくは示唆している。
インドネシアのバリも、オーストラリアなどと同調する。2020年8月24日、バリ島の州知事であるイ・ワヤン・コステルが全国的な感染拡大に伴い、2020年いっぱいは国境を閉鎖しておくと発表。これまで見込まれていた、9月の観光業再開を否定した。
知事は声明で、「我々の国で感染拡大が続いているため、2020年の間は、政府が国外からの旅行者を受け入れることはない。それには当然、バリ島も含まれている」とコメント。
5月、インドネシア観光省は主要な観光地を「活性化」 するため、大規模なプロモーションキャンペーンを6月から開始すると発表していた。それを受け、バリの州知事は島の巨大な観光経済の復興を計画。7月31日から国内旅行を再開させた後、9月11日(金)からは海外からの観光客を受け入れる予定だったが、今回の発表で少なくとも4カ月の延期となってしまった。
ほぼ完全に観光に依存しているバリ島の経済が、2020年の最初の3カ月で受けた打撃は大きい。しかし、インドネシアの観光大臣であるニ・ワヤン・ギリ・アドニヤニは、新しいキャンペーンを打つことで、2021年のどこかの時点で訪問者数が通常に戻ることを期待していると述べている。
アクアマリンの海、豊かなサンゴ礁、果てしなく続くビーチのサーフハウスがあるバリは、絵はがきのように美しい熱帯の隠れ家だ。休暇の計画はまだ立てられていないが、少なくとも予定表に書き込むことはできる。ただ、現状では無難に2022年のどこかにしておくのがいいかもしれない。
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