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ノルウェー北部に電力を生み出すホテルが誕生

2020年オープン、必要よりも多くの電力を自己調達

Ellie Walker-Arnott
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Ellie Walker-Arnott
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二酸化炭素の排出量と吸収量を同じにする「カーボンニュートラル」という言葉は聞いたことがあると思うが、必要以上のエネルギーを生み出す「エナジーポジティブ」はどうだろうか? 文字通り、それを実現するホテルが北極圏に誕生する。

スバール(Svart)というそのホテルの建設予定地は、ノルウェー北部のメロイ地域にあるスバールティセン氷河の近く。建物は目を見張るような円形で、フィヨルドの端に高床で建てられる。2022年には世界で初めて、使用する量よりも多くの電力を生み出すホテルとしてオープンする。そう、世界初だ。

Svart
Photograph: Svart

このホテルはサステナブルで環境への影響が少なく、美しい周期の環境に溶け込むようにデザインされている。現在行われている工事で使われているのは、地元の資材。​敷地内にはサステナブルを意識した農場も作られ、ホテル内の四つのレストランで使う食材を生産する。

ホテルの運営チームは、スバールの一番の利点は「年間の電力消費量の85%を節約し、ボートシャトルの運行を含むホテルの運営と、建物の建設に必要な電力の両方を賄うのに十分な太陽エネルギーを得ること」と説明している。彼らは開業から5年で、ホテルと農場などの関連施設に使う電力を完全に自給化し、廃棄物ゼロで、営業を存続させることを目指している。

スバールの予定客室数は約100部屋。円形のデザインと見晴らしの良い立地のおかげで、多くの部屋からフィヨルドの素晴らしい景色を見ることができる。また、室内と屋外のスパ(音響療法、低温療法、北欧スタイルのトリートメントなど)、教育センター、デザインラボ、宿泊の移動に使う電気ボートなども用意される。滞在中にできることとしては、氷河でのアイスクライミング、白夜のヨガクラス、野生生物の観察、ダイビング、釣りなどがある。

しかし、​きっとホテル自体を眺めているだけでも、1日か2日は過ごせるだろう。

原文はこちら

Svart
Photograph: Svart
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Photograph: Svart

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