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ニューヨークのセントラルパークにあるローブ・ボートハウスが閉店した。1860年代初期に創業し、1950年代に慈善家のカール・M・ローブによって再建されたこの店は、ニューヨークの神髄ともいえる店だった。訪れたことがなくても、映画『恋人たちの予感』やドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』を含め、多くの映画やドラマで絵のように美しいこの店を見たことがあるだろう。
店が労働局に提出した書類によると、閉店の理由は「新型コロナによる不測の事態」。
ローブ・ボートハウスは、大都会のなかの湖畔にあるというユニークな立地から観光客に人気のスポットだった。元従業員が、同店は毎年「何千人もの」顧客が訪れていたため、経営が続けられていたと、ニュースサイトのザ・シティに明かしている。
8カ月前に新型コロナの大流行が始まって以来、同店は屋外席でも屋内席でも営業再開せず、2020年3月に一時的に自宅待機となった163人の従業員は全員解雇された。
店側は2021年4月に再オープンしたいと考えているようだが、今後の予定は明らかになってない。
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