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トーストがキャンバスに、朝食で作った食べられるアート

Tabea Greuner
テキスト:
Tabea Greuner
Writer
Toast art
Photo: Manami Sasaki/Instagram
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世界では料理をすることが自己隔離期間の新しい趣味として注目されているが、ちょっとしたアイデアで料理を芸術に変えることもできる。東京を拠点とするデザイナーでアーティストのManami Sasakiは、毎日の朝食でアート作品を生み出している。彼女のTwitterやInstagramで連日投稿されているのは、朝食用のトーストの表面をキャンバスにしたミニアートだ。

表面もカリカリでおいしそうなこの作品は、「百人一首」 をモチーフにしたもの。トーストの上に描かれた着物姿の女性は、日本の作家であり詩人の清少納言だ。和紙のような素材の表現には、サワークリームとかつお節、イカ墨を使用。清少納言のイラストは紫キャベツとサケフレーク、チーズ、シラス、海藻、エビでできている。

このトーストは、禅の雰囲気が漂う枯山水を表現枯山水の模様はフォークを使って描かれている。素材はクリームチーズ、石はマカダミアナッツとクルミ、コケの部分は抹茶の粉を使うなど細かな表現がなされている。

そのほかにも、モダンなデザインや伝統的な金継ぎ、漫画の一コマなどさまざまなアートを毎日制作している。食べてしまうのはもったいほどの完成度だが、出来上がった後のトーストはそのまま焼かれ、その日のうちに食されているようだ。Manami Sasakiの作品から自分のお気に入りの一枚を見つけてほしい。

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