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マスク着用から特定座席のブロックまで、この数カ月、空の旅に関するさまざまな変化が起こった。そしてついに、きっと多くの人が続くのを願っていたアルコール飲料の提供についても、中止または制限する航空会社が出てきてしまった。地上3万フィート(約9100メートル)の高さでミニボトルを空ける、あの楽しみが減ってしまうのだ。
2020年6月16日、アメリカン航空とデルタ航空は、アメリカの国内線で機内でのアルコール飲料の販売を中止すると発表した。この措置は各航空会社が全体で、乗務員とのやりとりを最小限に抑えたり、飲食物サービスの見直しを急いでいる一環として講じられる。
デルタ航空はアルコール飲料の提供をアメリカ国内線とアメリカ大陸内を行き来する便で中止。その他の国際線では、引き続きビール、ワイン、スピリッツが提供される。
アメリカン航空は、フライトの長さと目的地に応じてメインキャビンでの飲食サービスを制限。長距離の国際線、またファーストクラスの乗客のみへアルコール飲料の提供を続ける。
ほかにも、イージージェット、KLMオランダ航空、ヴァージン・オーストラリアも、アルコール飲料の提供中止を発表している。
空の旅の変化は、アルコール飲料の提供中止にとどまらない。飲み物の選択肢を水だけとしたり、機内では事前にパッケージされた軽食しか提供しないという会社も出てきている。こうした機内サービスの変化は、我々が行きたくてうずうずしている休暇の予約を少しちゅうちょしてしまう理由の一つになっていると言えるだろう。
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