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多くのフェスティバルやライブパフォーマンスが軒並みキャンセルとなる中で、今後どのように安全な形でイベントを運営していくのかが業界の課題となっている。これまで、ドライブスルーのレイヴや無観客コンサートの配信などが開催されてきたが、会場でソーシャルディスタンスさえ正しく守れば、再びライブミュージックを楽しむことは可能なはずだ。
イギリスのイベントプロモーターSSDconcertsは、ニューカッスルで毎年行われている音楽フェスティバル『This Is Tomorrow Festival』の協力のもと、コロナ禍でも運営ができるライブ会場を建設中だという。会場となるのはニューカッスルのゴスフォースパークにある競馬場。バージン・マネー・ユニティ・アリーナ(Virgin Money Unity Arena)というこの新しいライブ会場は、2メートルずつ離れた視聴スペースを設けることにより、参加者同士の接触を防ぐ。
最大2500人の集客が可能で、フードやドリンクは事前に注文するシステムになるという。トイレの入り口を一方通行にするなど、人と人との接触を極力減らすよう設計されている。
オープンは2020年8月14日(金)を予定。初日のラインアップにはDJのクレイグ・チャールズ、15日にはTwo Door Cinema Clubがフルライブセットを行うことを発表。そのほか、SupergrasやThe Libartinesなどのバンドの公演も決定した。今後は音楽イベントだけではなくコメディーショーなどの企画も進めていくとのこと。
歯止めが効かない感染拡大により、イギリスではほぼ夏のイベントは中止になることが予想されていた。こういった形で再び生の演奏を楽しめるのは、音楽ファンにとってはうれしいニュースであり、未だ厳しい状況下に置かれている業界に希望を与えることだろう。
イギリスへの渡航にはまだまだ十分な注意が必要だが、Virgin Money Unity Arenaはすでに9月までのラインアップを発表している。気になる人は公式サイトをチェックしてみよう。
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