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シンガポールへの往来再開、対象は短期出張者から

ビジネス目的では初、そのほか協定したアジア地域は居住者のみが対象

Emma Steen
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Emma Steen
Former writer, Time Out Tokyo
Haneda
Photo: たかやん/photo-ac
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日本政府がアジア諸国とのトラベルバブルの可能性を発表して以来、日本の居住者や地域の旅行者はかたずをのんで待っている。今回、往来が再開されたことで、ようやく必要な海外出張などができるようになったということだ。

日本のトラベルバブルには、カンボジア、ラオス、マレーシア、ミャンマー、台湾、タイ、ベトナムの7のアジアの国と地域が含まれている(2020年9月8日時点)。

外務大臣の茂木敏充(もぎ・としみつ)は会見で、シンガポールと日本の短期出張を2020年9月18日(金)から再開すると発表した。日本がビジネス目的の往来に合意したのはシンガポールが初めてで、前述のアジア地域とは当面の間、居住者にのみ適用される。

安全対策として、日本とシンガポール間を行き来する旅行者は、出国前と到着時に新型コロナウイルスの検査を受けなければならない。加えて滞在期間中の旅程表を提出し、それを順守しなければならないが、14日間の検疫期間は不要だ。

ビジネス以外の目的で自由に旅行できるようになるまでには時間がかかるかもしれないが、シンガポールとの今回の特別協定は、海外旅行の再開に向けた有望な一歩である。

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