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新型コロナウイルスの感染が拡大するなか、外出を避けて家で過ごすための準備をするためスーパーや食料品店へ行くと商品棚がスカスカ。心配になってしまい、棚にまだ残っているものをとりあえず買ってしまったという人は多いだろう。そんな人のキッチンは、缶詰の豆、トルティーヤチップスなどのスナック、乾燥ラザニアシート、よく知らないメーカーの豆腐なんかがあふれているのではないだろうか。
Netflixオリジナル番組『クィア・アイ』の食とワインのエキスパート、アントニ・ポロウスキが始めたInstagramの動画シリーズ『Quar Eye』(隔離を意味するQuarantineをもじって付けられたタイトルが秀逸)を見ると、そんな風に家に集まってしまった食材をおいしく食べるヒントが見つかるかもしれない。いや、たとえ助けにならなくても、楽しませてくれるのは間違いない。
ポロウスキは、すでに120万回も再生されている第1回の動画で「(自分と同じように)アメリカの 、そして世界中の 多くの人々が、店に行っても欲しいものが見つからないという現状を実際に経験しているのだと感じている。我々は家に閉じ込められているのだから、料理をして、おいしく味わって、いい気分のなるのがよいのではないか」と話している。
第1回の動画でアントニが披露したメニューは「Keep Calm-lette」(落ち着こうオムレツ)だ。トッピングは、ブラックビーンズ(手に入るものであればどんな商品でもOK)を使ったサルサ。第2回では、たくさんのホウレン草が乗った「Zoodles with Meat S.O.S」(チーズおろしで千切り状に切ったズッキーニのミートソースがけ)を紹介。第2回の公開時には、新型コロナウイルスの影響を受けた人へ食料支援する非営利団体、Feeding Americaへの協力も呼びかけている。
ボロウスキ以外にも多くの有名人が、ファンを楽しませるためにオンラインプラットフォームに目を向けている。ジョン・レジェンド、クリス・マーティン、ディプロはホームコンサートをストリーミング配信し、ジェニファー・ガーナーは子ども向けの本を読んで、親たちが休息できる時間を作っている。