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カンヌ映画祭で河瀨直美ら参加のオンライントークイベント実施

併設見本市は完全オンライン化、文化庁が「ジャパン・パビリオン」をバーチャル出展

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Genya Aoki
ANNES, FRANCE - MAY 17: Jury members Will Smith, Paolo Sorrentino, Agnes Jaoui, President of the jury Pedro Almodovar and jury members Fan Bingbing, Gabriel Yared, Park Chan-wook, Maren Ade and Jessica Chastain attend the 'Ismael's Ghosts (Les Fantomes d'
Tania Volobueva
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※2020年6月19日 情報更新

2020年6月19日、カンヌ国際映画祭併設マーケット『マルシェ・ドゥ・フィルム・オンライン(Marché du Film Online)』に文化庁が『ジャパン・パビリオン』を出展すると発表した。

『ジャパン・パビリオン』は6月22日(月)~26日(金)の期間開催し、バーチャル空間で新作日本映画や国際映画祭、フィルムコミッションの紹介を行う。また、監督の河瀨直美と深田晃司らがゲスト参加する特別トークイベント『Conversation with Directors』を実施。オフィシャル・セレクション2020に選出された『朝が来る』『本気のしるし』について、両監督が製作の背景、カンヌ国際映画祭への思いなどを語る。

河瀨直美のトークは6月23日(火)18時から、深田晃司は6月24日(水)17時から実施。それぞれZoomウェビナーで視聴できるが、事前登録が必要なので注意しよう。またアーカイブ動画は、後日文化庁のYouTubeチャンネルで公開予定となっている。

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例年5月に南フランスのカンヌで開催されていたカンヌ国際映画祭は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、今年は会場での上映や最高賞パルム・ドールなどの審査を断念した。同賞の見送りは1968年の「5月革命」以来、実に50年ぶりとなる。

代わりに同映画祭は「カンヌレーベル」と冠したカンヌ映画祭お墨付きの56本の作品を「オフィシャル・セレクション2020」として発表。日本からは河瀬直美による『朝が来る』や、深田晃司が監督を務めた『本気のしるし(劇場版)』、宮崎駿が企画し、宮崎吾朗がメガホンを取ったスタジオジブリ初の3DCG制作アニメーション『アーヤと魔女』が入選した。

ほかにも、ウェス・アンダーソンがフランスで撮影した『ザ・フレンチ・ディスパッチ(原題)』やフランソワ・オゾンの『ETE 85』、ヨン・サンホによる『新感染 ファイナル・エクスプレス』の続編作品『半島(原題)』などが選出されている。

選出された作品は、劇場公開時や今後実施予定のベネチア国際映画祭、ベルリン国際映画祭、釜山国際映画祭などの映画祭で、カンヌが認めた作品として上映される予定だ。

カンヌ国際映画祭の詳しい情報はこちら

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